まよいみち くねくね

還暦過ぎ♂の中年の主張 

投票の怪

 参議院選挙を控え、公示直前にNHKが行った世論調査によると、投票に「必ず行く」と答えた人は54%(前回3年前の選挙の同じ時期より5ポイント高い)、「行くつもりでいる」が27%だったそうだ。つまり、8割の人が投票に行くと答えていることになる。しかし、前回3年前の投票率は48.80%。つまり単純に数字だけ追うと、「必ず行く」と答えた人は、確かに投票に行き、「行くつもりでいる」と答えた人はほぼ全員行かなかったことになる。

 いつも選挙のたびに思うのは、事前の投票行動の世論調査では、高い投票率が期待されるのに、蓋を開けてみると、予想を裏切る低投票率の不思議。この乖離はなんでしょうね。

 低い投票率をマスコミは、政治を無関心にした政治家のありようのせいにし、投票率を競う市町村は、つまらん策で少しでも人を投票所に呼び込もうとする。でも何も変わらないのは、結局、何もしない自分たちのせいなのだから。投票にはいきましょう。みなさん。